100万ドルの夜景といえば香港。高層ビルの立ち並ぶ大都市が宝石を散りばめたような夜景を作り出す、どのツアーでもロマンチックな観光の醍醐味になっているはずです。
ただ、その100万ドルの夜景には色々な深い意味があった。

ご覧の通りの香港島の夜景である。
なぜ100万ドルの夜景と言うのか
当然100万ドルの価値がある夜景だからでしょ、っと考えますよね。僕もそう思っていました。ただ残念です。
どうやらハズレのようです。
実は「100万ドルの夜景」というのは日本国内で日本人が言い始めた事で、その由来は日本、六甲山から神戸を見下ろした夜景から来たものらしいです。下の写真は神戸市。

そして、その「100万ドル」には驚きの根拠があるんです!
100万ドルの夜景は電気代である
神戸の電灯の数はおよそ496万個。その1ヶ月の電気代を当時のレートでドルに換算するとおよそ100万ドルになったそうです。
夢も欠片もない話です。結局は電気代の計算かよ!っと。
ただあえて突っ込ませて頂くと、海外ならともかく、日本国内の夜景をなぜドルで計算したのか。小一時間問い詰めてみたい。挙句には年代で物価が急激に上がり「100万ドルの夜景」から「1000万ドルの夜景」と言い方が変わったり、意味不明な夜景インフレが起こっていたこともあるらしい。
ちょっと、辻褄合わせしようとしすぎではないだろうか。
100万ドルの夜景は残業代である
こんな噂も聞きました。
この綺麗な宝石を散りばめられた夜景は、サラリーマンの残業から出来ているものだよ。
もうシュールすぎて笑えません。確かにそう言われれば概ね間違っていない気がします。例えば香港のビクトリア・ピーク(山頂)から夜景を見て「わ〜綺麗!」と言った先には残業に追われるサラリーマンの姿があるなんて想像しただけで涙モノです。
100万ドルの価値がある夜景
一周しましたが、やっぱりこれで良いんじゃないでしょうか。ただこの場合ドルはアメリカドルじゃないと格好つかないでしょうね。香港ドルで100万ドルと言われても香港の高騰する土地の価格ではワンルームのマンションさえ買えませんので。
まとめ
何はともあれ、夜景は綺麗なものです。香港では天気の良い日を選んで高い所に登りましょう。
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